坂網鴨/

真鴨の旬はいつ?鴨料理専門店主が教える鴨肉が美味しい時期

 

こんにちは!

鴨鍋大好き、店主の水口です(^^)

 

天然の鴨のシーズンももう後半になってきました。

今シーズンも多くのお客様に当店の鴨料理を召し上がって頂きました。

 

 

「こんなに美味しい鴨は今まで食べたことがない」

「今まで食べた鴨料理で一番美味しい」

 

とお客様に言っていただくと本当に嬉しいです。

 

毎年、真鴨の一番美味しい時期に鴨料理を食べて頂いたお客様には

このように言っていただくことが多いです。

 

それでは真鴨が一番美味しい時期はいつなのか・・・

 

それを知るには、冬の鴨の生活の変化と大きく関係があります。

 

天然鴨が美味しい時期は冬~渡り鳥である鴨、加賀での生活のはじまり

鴨は秋にシベリア方面から数千キロもの長い距離を飛び

日本に渡ってきて越冬します。

加賀の鴨池は北陸有数の飛来地です。

 

渡ってきたばかりの鴨は長旅の間に体力を消耗し、脂が落ち痩せています。

 

そのため11月15日からはじまる鴨猟では、はじめに獲れた鴨はとてもやせ細っています。

この時期の鴨一羽の重さは800グラムくらいです。

 

 

鴨池で体力回復

加賀の鴨池では数百羽の鴨が羽根を休め、餌を食べ体力を回復させ越冬します。

12月には十分に体力が回復、2月いっぱいまで日中は池で過ごし、

夕方から周辺の田んぼなどの餌場に移動し、夜に餌を食べ、

朝、池に戻る生活を送ります。

 

準備と出発

2月に入ると体の差し毛が増え、北に帰るための体の準備がはじまります。

それと共に、雄と雌のつがいが出来、交尾もはじまり北に帰ってからの

繁殖期の準備もはじまります。

そして、3月に入ると夏期を過ごすシベリアに向かって飛び立っていきます。

 

真鴨が美味しい時期は?

冬の鴨の生活の様子を見ると、だいたい真鴨が美味しい時期がわかりますね。

 

シベリアから渡ってきた直後ではなく、十分に体力が回復した12月から1月が美味しい時期です。

鴨肉の脂身が増し、甘味も増して大変美味しいです。

このころの鴨は1羽の重さが1000~1500グラムにまで大きくなっています。

 

ただ面白いのは、2月に入ってからは飛び立つための準備で体つきが変わり、交尾をすることもあり脂身が少し減ります。

 

ですから、本当にこだわって美味しい真鴨を食べるとしたら、12月から1月の2か月間ですね。

とても短い期間です。

 

 

まとめ

もちろん、多少の脂身の違いはあるにしろ、

当店の鴨料理はシーズンを通じて美味しいですよ(^u^)

 

今年は例年より多くの鴨が獲れています。

4月の初旬まで鴨料理を楽しんでいただけそうなので、是非ご来店ください。

 

また、ネット販売もしておりますので、こちらも是非ご利用ください。

( ECサイトはこちらです https://bantei.official.ec/ )

 

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

2022年01月16日 | Posted in 坂網鴨, 店主の厨房だより, 鴨料理

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