金沢を代表する食材「加賀麩」
加賀麩は藩政期から保存食として愛用され、
その後時代の変化とともにさまざまな趣向が施されて
金沢を代表する食文化のひとつとして発展してきました。
金沢は京都と並んで生麩・飾り麩の産地として知られています。
生麩は元々中国から京都に伝来したが、金沢は古くから寺の多い土地柄で、
精進料理の食材として盛んに用いられてきました。
現在も、治部煮に代表される伝統的な加賀料理に用いられるほか、
菓子など幅広い用途で広く愛用されています。
麩の原料であるグルテンは植物性タンパク質成分であり、
低脂肪・高タンパク・消化吸収力が高いなど特徴があるため、
健康志向の食品としても注目を集めています。
2017年01月18日 | Posted in 店主の厨房だより